「ゲップが止まらない。」というご相談がありました
「ゲップが止まらない。」というご相談がありました。
ゲップが、必要以上に多くて悩んでいるお客様。
病院では、逆流性食道炎や SIBOの治療、機能性ディスペプシアなどの治療を経ても止まることのないゲップと、食欲不振。便秘。
「苦しくて食事が取れず、どんどん痩せてしまい、動くのも辛い」と話されていました。
当サロンでは、病名はあくまでも指標。
サロンでは、食事や生活習慣をみていきます。
ゲップがなんで起きやすいのかというと、
胃酸が上手に出なく、消化不良から、逆流しやすくなってしまいます。
なんで胃酸が出にくくなっているかもしれないか?
というと、
こんなことしていませんか?
1、ながら食べなど、頭を使って、脳が緊張しながらの食事は、唾液も胃酸も出にくくなってしまいます。
2、早食い、よく噛まないと、唾液や胃酸が出にくい
3、炭酸飲料の摂りすぎ
4、しゃべりながら、空気を飲んでいる
5、食事の時に、水分で流し込むように食べて胃酸が薄まっている
6、食後すぐに横になってしまい、消化不良になって逆流。
7、胃酸を抑えるお薬を服用していて、胃酸が少なくなり、消化不良へ
子供の頃、こんな注意されませんでしたか?
「食事の時は、テレビを消して食べなさい」って、怒られたことないですか?
これは、意味があったんだ!と、腸活と栄養両方を勉強して気づきました。
現在、テレビを見ながら、携帯を見ながら食事をしていませんか?
これを車で例えると
ブレーキとアクセルを同時に踏んでいるようなもの。

給油する時に、車を走らせながら給油しているのを想像してみてください。
一見効率が良さそうに見えるかも知れませんが、危険。
走りながらだから、満タンかどうかもわからないし・・・
揺れるから、ちゃんと入らなそう・・・じゃないですか?
しっかり止まって、給油をして走り出すから、安全に動けるのと一緒なんです。
頭を使っているときは、頭に栄養が取られ、内臓の機能が低下します。

会議など、ハラハラしているときは、空腹感がないのに、終わった瞬間に、お腹が空く経験をしたことはないですか?
身体は緊張していると、胃も腸も動いてくれません。
そのため、動かない胃や腸に、食べ物を入れると、苦しい状態になってしまいます。
この緊張やリラックスをコントロールしているのが、自律神経です。
自律神経は、ブレーキ(リラックス)とアクセル(興奮)をコントロールします。

【副交感神経】リラックス
首にある迷走神経から各臓器の胃・小腸へ
仙骨にある神経から大腸・膀胱・子宮へ
首やお尻が硬い、痛みがある、冷えていると副交感神経が入りにくなります。
【交感神経】興奮
胸椎(およそ肋骨のある部分まで)が緊張し硬いと胃の働きが悪く
腰椎(肋骨から仙骨まで)が緊張し硬いと小腸や大腸の動きも悪くなります。
背骨全体が硬いと、常に緊張状態の交感神経が優位になってしまいます。
そのため、
胃腸をお腹から整えることと、背中から整える両方が必要になります。
首・背中・お尻などの神経の緊張が内臓に伝達を行っています。
自律神経というと、鍼灸がとても効果的ですが、胃腸の位置を整えることはできないので
腸もみで胃腸の位置を整え、背中を緩める施術がゲップの軽減にもなります。
生活を見直すだけでなく、身体を正しい位置に戻す施術が変化に繋がります。
おまけ
一般的な病院だと、逆流性食道炎だと、胃酸を抑えるお薬をもらうことが多いのですが
胃酸を減らすより、胃酸に負けない粘膜を作る方が、身体は楽です。
私が栄養療法でお世話になっている病院では、
胃酸を抑えるお薬より、消化をサポートするお薬を出されています。